学習習慣が身につかないのは珍しいことではない
「うちの子はなかなか勉強を始めない」「机に向かっても続かない」と悩む保護者は多いものです。
ただ、小学生・中学生にとって、学習習慣が自然に身につくことは決して当たり前ではありません。勉強は、ゲームや動画のようにすぐ楽しいものではなく、結果が出るまでに時間がかかるからです。
だからこそ、最初から長時間の勉強を求めるのではなく、短くても続けられる形に整えることが大切です。
学習習慣が続かない背景にあるもの
学習習慣が身につかない背景には、いくつかの理由があります。
- 勉強のハードルが高く、始める前から疲れてしまう
- 成功体験が少なく、「やっても意味がない」と感じている
- ゲーム・動画・スマホなど、勉強より楽しいものが近くにある
- 何をどの順番でやればよいか、本人もわかっていない
「続かない」という現象だけを見ると怠けに見えますが、実際には、始め方・量・環境が合っていないだけの場合もあります。
習慣は「やる気がある日」ではなく「普通の日」に作る
やる気がある日に長時間がんばるより、普通の日に10分だけ続ける方が、学習習慣にはつながりやすくなります。
家庭でできる3つの勉強法
学習習慣を作るときは、「量を増やす」よりも「始めやすくする」ことが先です。家庭では、次の3つを意識すると取り組みやすくなります。
毎日10分から始める
最初から長時間を目指さず、短い時間でも毎日続けることを優先します。
勉強する場所と時間を決める
「夕食前にリビングで10分」など、迷わず始められる流れを作ります。
できたことを具体的に認める
点数よりも「昨日より早く始められたね」など、行動の変化を言葉にします。
短時間でも「毎日できた」を作る
いきなり1時間の勉強を目標にすると、始める前から負担が大きくなります。まずは10分でもよいので、「今日もできた」という経験を積み重ねることが大切です。
短時間でも毎日続くと、勉強が特別なイベントではなく、生活の中にある自然な行動になっていきます。
勉強を特別なものにしすぎない
「さあ、勉強するぞ」と構えるほど、子どもにとっては心理的なハードルが上がることがあります。
リビングのテーブルで数問だけ解く、夕食前に漢字を確認する、寝る前に英単語を3つ見るなど、生活の中に小さく入れる工夫が効果的です。
家庭だけで定着が難しいときは
学習習慣を家庭だけで定着させるのは、難しいこともあります。親子だからこそ、声をかけるたびに感情的になってしまう場面もあります。
家庭教師は、子どもの理解度や生活リズムに合わせて、無理のない学習ペースを一緒に作りやすいサポートです。
オンライン指導であれば、自宅にいながら決まった時間に学習する流れを作れるため、習慣づくりのきっかけになることもあります。
相談を考えてもよいサイン
- 何度決めても、家庭学習がほとんど続かない
- 親が声をかけるたびに、親子ゲンカになってしまう
- 勉強のやり方がわからず、本人も困っている様子がある