苦手科目は誰にでもある
「うちの子は数学が苦手で」「英語になると手が止まる」など、特定の科目への苦手意識に悩む保護者は少なくありません。
苦手科目があること自体は自然なことです。暗記が得意な子もいれば、計算が得意な子もいます。国語は好きだけれど理科は苦手、というように、科目ごとの差があるのは珍しくありません。
ただ、苦手科目をそのままにしておくと、「どうせできない」という気持ちが強くなり、勉強全体への自信が下がってしまうことがあります。
苦手科目ができる主な原因
苦手科目ができる背景には、いくつかの原因があります。
- 授業内容がわからないまま進んでしまった
- 暗記や計算など、特定の作業に苦手意識がある
- 失敗体験が続き、取り組む前から諦めやすくなっている
- どこから戻ればよいかわからず、勉強の入口が見えない
苦手科目を克服するには、いきなり長時間取り組ませるよりも、まずは「これならできそう」と思える小さな入口を作ることが大切です。
苦手は「気持ち」と「内容」が重なっていることがあります
苦手科目は、内容がわからないだけでなく、「また間違えるかも」という不安とも結びつきやすいものです。まずは、できる量まで小さくすることから始めましょう。
家庭でできる3つの小さな工夫
苦手科目に向き合うときは、最初から大きな成果を求めないことが大切です。家庭では、次の3つから始めると取り組みやすくなります。
小さなゴールにする
「10分だけ」「1問だけ」「1文だけ覚える」など、達成しやすい目標にします。
得意科目とセットにする
得意科目のあとに苦手科目を短く入れると、心理的な負担を減らしやすくなります。
間違いを次のヒントにする
間違えた問題を責めずに、どこでつまずいたのかを一緒に確認します。
得意科目を入口にしてもよい
苦手科目だけを長時間続けると、子どもにとって負担が大きくなります。
たとえば「得意科目20分、苦手科目10分、休憩」のように、得意な内容と苦手な内容をセットにすると、気持ちの負担を軽くしながら苦手科目にも触れやすくなります。
間違いを責めずに、次のヒントにする
苦手科目では、間違いが多くなるのは自然なことです。そこで叱られると、子どもはますますその科目を避けたくなります。
間違えたときは、「どこでつまずいたかな」と一緒に確認しましょう。間違いを責める材料ではなく、次に伸びるためのヒントとして扱うことが大切です。
家庭だけで克服が難しいときは
苦手科目を克服するには、子どもごとの弱点に合ったアプローチが必要です。
「どこからつまずいているのか」「どの説明なら理解しやすいのか」「どのくらいの量なら続けられるのか」は、一人ひとり違います。
家庭教師は、マンツーマンで子どもの状況を確認しながら、無理のない学び直しや練習方法を提案しやすいサポートです。保護者にとっても、家庭での関わり方を相談できる安心材料になります。
相談を考えてもよいサイン
- 苦手科目になると、取り組む前から諦めてしまう
- どこからわからなくなったのか、本人も説明しにくい
- 親が教えようとすると、すぐに親子ゲンカになってしまう