点数が下がった直後の声がけが大切な理由

テストの点数が下がると、保護者は「どうして下がったの?」「もっと勉強すればよかったのでは?」と感じるかもしれません。

しかし、テスト後の子どもは、落ち込んでいたり、悔しさを感じていたり、自分でも原因がわからず不安になっていたりします。

このタイミングで大切なのは、点数そのものを責めることではありません。まず気持ちを受け止め、次に何を変えるかを一緒に考えられる状態を作ることです。

まず避けたい声がけ

点数が下がったときに、良かれと思ってかけた言葉が、子どもの自信をさらに下げてしまうことがあります。

  • 「なんでこんな点数なの?」と結果だけを責める
  • 「もっとできたはずでしょ」と努力まで否定する
  • 兄弟姉妹や友だちと比べる
  • 「次は絶対上げなさい」と大きなプレッシャーをかける

点数が下がった事実以上に、「頑張りを見てもらえなかった」「自分は認めてもらえなかった」という気持ちが残ると、次の学習意欲が下がりやすくなります。

Owl Note

最初の一言は、評価より受け止めにする

「悔しかったね」「頑張っていたのは見ていたよ」と受け止める言葉から入ると、子どもは落ち着いて振り返りに向かいやすくなります。

NGな声がけをOKな声がけへ置き換える

声がけを変えるときは、難しく考えすぎなくて大丈夫です。責める言葉を、努力を認める言葉・一緒に振り返る質問・小さな目標へつなげる言葉に置き換えていきましょう。

NG

「なんでこんな点数なの?」

OK

「今回も頑張っていたね」

まず努力を認めることで、子どもは安心して振り返りに向かいやすくなります。

NG

「もっとできたはずでしょ」

OK

「どこが難しかった?」

責める言葉ではなく、次に活かすための確認に変えます。

NG

「○○ちゃんはもっとできているのに」

OK

「前よりできたところも一緒に探そう」

他人との比較ではなく、その子自身の変化を見ることが大切です。

NG

「次は絶対に上げなさい」

OK

「次は計算ミスを1つ減らそう」

大きなプレッシャーではなく、具体的で達成しやすい目標にします。

まずは努力を認める

「今回も頑張っていたね」「テスト前に一生懸命やっていたよね」と、取り組んだ事実を具体的に伝えましょう。

努力を見てもらえたという安心感があると、子どもは次の振り返りに向かいやすくなります。

原因を一緒に振り返る

落ち着いたタイミングで、「どこが難しかった?」「時間は足りた?」「どの問題で止まった?」と聞いてみましょう。

目的は責めることではなく、次に活かす材料を見つけることです。

次の小さな目標を考える

「次は満点を取ろう」ではなく、「計算ミスを1つ減らそう」「英単語を毎日5つ覚えよう」など、具体的で達成しやすい目標を一緒に決めましょう。

小さな成功体験が、自信を取り戻すきっかけになります。

点数が下がった原因を一人で抱え込まない

テストの点数が下がることは、学校生活の中では珍しいことではありません。

ただし、点数が下がった原因がわからないままだと、次のテストでも同じつまずきが起こりやすくなります。ミスの種類、理解不足の単元、テスト勉強のやり方、本番での緊張など、原因は一人ひとり違います。

さっぽろ学習会では、テスト結果や普段の演習をもとに理解度を丁寧に確認し、つまずきやミスの原因を整理します。マンツーマン指導と保護者との連携で、家庭での声がけや次の目標づくりもサポートします。

Check List

相談を考えてもよいサイン

  • テスト後に強く落ち込み、勉強の話を避けるようになった
  • 「どうせ無理」「やっても意味がない」と言うことが増えた
  • 点数が下がった原因がわからず、次に何をすればよいか見えない

今日からできること

テストの点数が下がったときに大切なのは、結果よりもその後の関わり方です。まず努力を認め、原因を責めずに振り返り、次の小さな目標を一緒に決めていきましょう。

  • 点数の話をする前に、今回取り組んだ努力を1つ認める
  • 落ち着いたタイミングで「どこが難しかった?」と聞く
  • 次のテストに向けて、小さな目標を1つだけ決める