探究学習は現在の教育課程でも重視されている

小中学校の「総合的な学習の時間」や高校の「総合的な探究の時間」では、探究的な学習の過程が重視されています。

次期学習指導要領に向けても、文部科学省のワーキンググループで総合的な学習・探究の時間の在り方が議論され、2026年7月3日の第8回会合では取りまとめ案等が扱われました。

「考える力」が必ず伸びるとまでは言えない

探究では自分で課題を設定し、情報を集め、考えをまとめる機会があります。一方、学習効果は課題設定、支援方法、本人の経験などにも左右されるため、「探究をすれば必ず考える力が伸びる」という因果は断定しません。

考えるための材料として基礎学力も必要

文章を読み取る、言葉の意味を理解する、数量を扱うといった基礎は、情報を比較したり自分の考えを説明したりするときの材料になります。

母坪さんの視点

自由に考える前に、安心して試せる経験を

「自由にやってごらん」と言われると止まってしまう子もいます。自分で決める、試す、失敗する経験と、基礎的な読解・計算を両方大切にしたいと考えています。

探究と基礎学力を二者択一にしない

基礎だけ、探究だけではなく、その子の現在地に合わせて両方を行き来します。基礎を確認しながら「なぜ?」「どうすれば?」を考える機会を作ります。

今日からできること

探究か基礎かを二者択一にせず、本人が使える知識を増やしながら、自分で問い・試す経験を作ります。

  • 身近な「なぜ?」を一つ本人に選んでもらう
  • 必要な基礎知識を一緒に確認する
  • 答えを先に教えず、考えた過程を聞く

参考資料

制度・調査に関する記述は、以下の一次情報を基準に確認しています。

最終確認日:2026年8月23日