「非認知能力」は幅広い総称

主体性、協働、粘り強さ、自己調整など、点数だけでは捉えにくい力をまとめて「非認知能力」と呼ぶことがあります。ただし、文部科学省が一つの能力として定義した正式教科区分ではありません。

学習指導要領では「学びに向かう力、人間性等」

学校教育では、知識・技能、思考力・判断力・表現力等と並び、「学びに向かう力、人間性等」が資質・能力の柱として位置づけられています。

学習への自己調整や粘り強く取り組む側面などが、学習評価をめぐる議論でも扱われています。

「頑張りなさい」だけで身につくとは考えない

粘り強さや自信を、声かけ一つで直接身につけさせられるとは限りません。課題の難しさやこれまでの経験、周囲との関係も影響します。

母坪さんの視点

小さな成功体験から次の一歩へ

学びにつまずいた子には、まず「できそう」と思える課題から始め、「できた」「分かった」という経験を重ねることを大切にしています。これは教育実践上の考えであり、特定の能力が必ず向上するという保証ではありません。

学力と学びに向かう姿勢を分けすぎない

基礎学力を身につけることと、失敗してももう一度取り組むことは、実際の学習場面では相互に関わります。本人の現在地に合う課題を設定し、結果だけでなく学び方も振り返ります。

今日からできること

「非認知能力」という一語で評価せず、学習場面での自己調整、粘り強さ、協働などを具体的な行動として見ます。

  • 「非認知能力が低い」とラベル付けしない
  • 本人が選べる小さな課題を作る
  • 結果だけでなく取り組み方の変化を具体的に伝える

参考資料

制度・調査に関する記述は、以下の一次情報を基準に確認しています。

最終確認日:2026年8月23日